造形基礎1が終わりました。

油絵を描くなら、絵を描くことを学んでいるなら必ず使うであろう「イーゼル」をまず最初に制作しました。なかなかの出来だと思っておりましたが、倒れた拍子に右脚部分がポッキリと折れてしまってあて木をして補強しました。まぁ味として捉えましょう。
そして作ったイーゼルを使って風景デッサンを行いました。
樹を描くのが好きなので樹をメインに置いた山の方の風景を教室のベランダから見て描いていきました。
少しずつ進めていきました。天気や時間、時期によって様々な姿を見せてくれるので樹を描くのは楽しいです。
ゴールデンウィークを挟んで行った課題で、自分は植物の成長速度を甘く見ていましたね。
明けにはついた葉の重みで枝はかなり垂れ下がった状態になっていました。
山にも緑が増えていき葉に当たる日光によってハイライトに近い明るさが至る所に現れました。
(自分が描きたかった樹は葉のついていない状態の樹だったので今回は葉がついてからもその状態を描かず、葉のない樹を仕上げようと思いました。)
奥に見える樹を描いていって全面にそれを描き出していったのですが、自分の描きたかったメインの樹の存在感が霞んでしまうのが嫌で上の写真の下部のような状態をやめようと刷毛でさらってぼかそうとしたのですが、思いのほか木炭が落ちてしまい前日に描いた約7時間分ほどの作業を粉塵にしてしまいました。
そして上の写真が合評当日に7時間を取り返そうと頑張った2時間の結果です。山にあふれる樹々の葉をざっくりとしか表現できず。悔しい結果となりました。
しかし合評の際、先生から
「デッサンの枠を飛び越えて絵画に近いものがある。僕はとても好き。」
(こんな感じやったかな?)
と言ってもらえたのは内心とても嬉しかったです。

風景デッサンの後に油彩のグリザイユという技法を使ってヌードを描いていました。
グリザイユとはまぁ言ってみれば絵の具の白と黒で描こう!みたいな感じです。
上の写真はキャンバスに描きこむ前のエスキース、下書きです。舞踏をやられている方がモデルに来てくださっていて。しっかりとした筋肉のある方でした。自分の絵ではわかりにくいかもしれませんが女性です。
そしてある程度決まればキャンバスに描いていくわけですが。上の写真はキャンバス描いていっていますが、後に全て消えます。
そしてこの構図に決まるわけです。
普段の自分の描き方と比べるとかなり小さめに人物を入れています。(参考作品の影響)
先生にも言われたように画面全体を意識して進めることができておらず、背景と人物の在り方がいまいち定まってません。そして最後まで定まりませんでした。
これが最終形態ですね。下半身の形がなかなか追えず最後まで苦しんでました。
合評で…
「手を回して肉をつかんでいるところが手によって出来たシワに見えない、裂傷のように見える」
とのご意見をいただき自分ではまったく気がついていなかった点で合評のありがたみを改めて感じます。

合評だったので洋画のメンバーの作品も改めてしっかりと見ることができました。
みんな上手い!技術が足りてないのは当たり前として各々が自分の思うことを表現している作品たちは自分にとっていい刺激になりました。
絵、芸術、美術についての考えを聴けるので合評は好きです。長くなければ。
人の絵を見るともっと描きたいと思うよね。

次の課題は自画像と皮膚を描くので今回の経験を活かして行けるようにします。

7th

芸大に通う日々で 思ったこと描いたものを載せるんです まったく関係ないことも言うんですけどね。

0コメント

  • 1000 / 1000